体にいい?悪い?避妊薬?それとも治療薬?認識不足による誤解も多い低容量ピルだけどいつも調子がいい自分でいるための救世主になることも。働く私たちが知っておきたい、「生理のコントロール」としての服用のお話です。
\服用中のCLASSY.世代に直撃/低用量ピルって実際どうですか?
右から
・CLASSY.ライター/下田真里衣さん(26歳)
・CLASSY.LEADERS/田村有希さん(26歳・人材関連)
・CLASSY.ライター/岸本真由子さん(26歳)
メリットは多いけれどちょっと不安なことも。服用中の3人の本音は?
岸本:私はピル服用歴3カ月の初心者で。生理の悩みはないと思っていたけれど、飲み始めて軽くなった生理を経験したらそれまではやっぱり腹痛が辛かったかもとか、不順ぎみだったことにも気がつけました。
田村:私は大学4年の卒業旅行のタイミングから続けています。もともと生理が重い方で、腹痛時は横になって過ごしていました。今はもう手放せない!高校生の時から知っていれば、当時打ち込んでいたスポーツでもっといい成績を残せたのかな、と思うこともあるぐらい。
下田:私は社会人1年目から。それまでは生理が重くて。量も多いし長い時は10日続くし、周期も短くて月に2回。PMSもひどくて、夜に情緒不安定になって突然涙が出てきたり。
岸本:大変だったんだね…今は楽になった?
下田:生理痛から解放されたし休薬期間の出血も激減して、こんな快適なことがあるの?と、いう感じ!今後子供がほしくなったときに飲むのをやめたらあの辛さが戻ってくるのが怖いくらい。
田村:いつ生理が来るのかソワソワするのもストレスだったから、それがなくなったのもうれしいよね。予定も組みやすくなりました。
岸本:ふたりは副作用はあった?
下田:私はなくて、逆に肌がキレイになって吹き出物が減ったよ!
田村:私は毎回休薬期間を終えて再開してから2週間後は肌の調子がイマイチ。
岸本:こればっかりは飲んでみないとわからないんだよね。私が今まで飲んでこなかったのは、親から「生理を薬でコントロールするなんて不自然だし体に悪い影響が出たら大変だからやめなさい」と言われていたこともあって。
下田:私の親もピルには否定的だったけど「本当に生理が辛いの」と説得したよ。ずっと飲み続けていいのかも不安だったから婦人科の先生に相談したら「妊娠するまで飲んでいたら?」と言ってもらえて。
田村:処方のために婦人科に行く習慣がついていると、体について相談するハードルが下がるよね。検査や受診の頻度が増えて、病気が見つかった友達もいたり。ピルのために病院に行っていなかったら気づかなかったから、早いうちに気づけてよかったって。
下田:今は生理が3カ月に1回しか来ない薬もあるって聞いて気になってる。
岸本:それは私も気になる!こうやって情報交換をしたり、知らなかった知識を補える機会、もっとほしいよね!
撮影/笹本美和 取材/加藤みれい 編集/陣内素実 再構成/Bravoworks,Inc.